タイで投資を始める
月20万円投資、始動
こんにちは、主夫です!
8月25日から月額20万円の長期投資を始めます。
主に「米国株」と「全世界株」に投資し、毎月入金の報告や値動きなど、ブログに残していくつもりです。
「タイの投資信託に興味はあるけど初心者だから……」という方は、ぜひ私と一緒に学びましょう。英語で書かれているファンド情報を日本語で読んだり、なるべくわかりやすく、短めに解説していきます。
その分、上級者の方には物足りない記事が多くなってしまいますが、「興味以上実践未満の人」には、かなり良い研究材料になると思っています。
月20万円は年間240万円ですから、そこまで小さな額ではありません。
また、私も投資に関しては、詳しくありません。ただ、実践する機会に恵まれているだけです。
ほとんどの方にとって投資って「興味があるけど不安=損するのが嫌」ではありませんか?
そこで、、、
0円スタートから、どんな風に上がって、どれぐらい下がって、マジですべて晒します。
身代わりになって差し上げますよ(笑)。
私が損していれば、やめた方がいいです。
しかし、そうでなければ、後へ続いてください。
信用していただけるよう、私自身も頑張ります。
今後、タイで投資をされる方の役に立てば嬉しいです。
今日の勉強
この記事では、ざっくり「iShares MSCI ACWI ETF」について予習します。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、株価指数などの市場全体の指標に連動するように運用されている投資信託のことです。
私の場合、タイに住んでいるので、インデックスファンドで運用されている様々な指数の中から、SCB銀行のSCBS&P500-SSF(タイで働く人の節税商品として有名)など、タイで購入可能なインデックスファンドに焦点を当てています。
ちなみに「インデックス投資」とは、指数連動で機械的に運用しているだけなので、投資信託の運用を行う専門家の力量はあまり関係ありません。
専門家は、主にファンドマネージャーと呼ばれています。

iShares MSCI ACWI ETFとは、何でしょうか。まずは基本を押さえましょう。iShares MSCI ACWI ETFは、世界全体の株価動向を知るのに広く利用されており、先進国23カ国と新興国26カ国の49カ国の大型株と中型株で構成される株価指数です。
iShares MSCI ACWI ETFに投資するメリットは、ACWI=オール・カントリー・ワールド・インデックスの名が示す通り、全世界の株に投資できることです。
MSCI ACWIに含まれる国をご覧ください。
先進国23カ国
アメリカ大陸 | 米国、カナダ |
欧州・中東 | オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国 |
太平洋地域 | オーストラリア、香港、日本、ニュージーランド、シンガポール |
新興国26カ国
アメリカ大陸 | アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー |
欧州・中東 | チェコ共和国、エジプト、ギリシャ、ハンガリー、ポーランド、カタール、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、アラブ首長国連邦 |
太平洋地域 | 中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、パキスタン、フィリピン、台湾、タイ |
世界経済への投資
iShares MSCI ACWI ETFは、日本やタイを含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指しています。
タイではカシコン銀行のK-WORLDX、日本では楽天証券などを通じてeMAXIS Slimに投資することが可能です。
別の記事で『S&P500への投資もまた世界経済への投資である、と言っても過言ではない』と言いましたが、、、
iShares MSCI ACWI ETFに至っては、完全に世界経済への投資です。
運用会社はブラックロック
ブロックロックって?
- 1988年に設立
- ニューヨークに本社を置くアメリカの多国籍投資運用会社
- 当初はリスク管理と債券の機関投資家向け資産運用会社としてスタート
- 2021年6月時点で9兆ドル強の運用資産を有する世界最大の資産運用会社
- 30カ国に70のオフィス、100カ国に顧客を持ち、グローバルに事業を展開
流動性と投資コスト
先ほど、「インデックス投資は指数連動型の機械運用なので、専門家の力量はあまり関係ない。大事なのは流動性と投資コスト」だと言いました。
流動性とは、投資信託の純資産残高の大きさです。簡単に言うと、繁盛しているマーケットで、不人気なお店の商品(投資信託)だと売りたいと思っても簡単に売れない可能性も出てきますし、投資信託の運用がいつの間にか終わってしまった……なんてこともあり得ます。その点、iShares MSCI ACWI ETFぐらい大きなインデックスファンドであれば、心配ありません。

投資コストとは、すなわち手数料です。投資信託は買う時、運用している時、売る時に手数料が発生します。すなわち、運用コストがあるため、投資リターンを大きくするには、どうやって費用を抑えるかが、とても大事なポイントです。iShares MSCI ACWI ETFなどのインデックスファンドは「機械が運用しているので、人件費もあまり発生せず、信託報酬(運用手数料)も低く設定されています。

ファンド名 | 純資産残高 (Baht) | Management Fee | Trustee Fee | 運用会社 |
K-WORLDX | 3,710,723,965.41 | Not exceeding 3.2100% | Not exceeding 0.2675% | カシコン |
では次に、もう少し取説っぽい部分を見ましょう。
ACWIに投資する理由
- 先進国および新興国の幅広い企業に投資する
- 単一のファンドで世界の株式市場にアクセスする
- 国際的な分散とポートフォリオの長期的な成長を目指す
投資目的
iShares MSCI ACWI ETFは、大規模および中規模資本の先進国および新興国の株式で構成されるインデックスの投資成果に追随することを目指しています。
構成銘柄は先進国23カ国と新興国26カ国の49カ国の大型株と中型株です。
過去の実績
インデックスの発表日によっては、以下のチャートにバックテストデータが含まれる場合があります。

直近の成績

構成銘柄上位10社
AlphabetはGoogleで、Nvidiaは半導体メーカーです。上位10社は、ほぼS&P500と一緒です。



セクター別(内訳)
こちらもS&P500同様、ITが多く占めています。
またインデックスの各セクターの加重は、小数第2位を四捨五入しているため、インデックスの加重の合計が100%にならない場合があります。



国別(内訳)
アメリカが強いですね。
「S&P500への投資もまた世界経済への投資」と言いましたが、、、
「世界経済への投資も、やはり米国への投資」と言い換えることができます。
いずれにせよ、主に米国株と全世界株に「大ざっぱ投資」する私にとっては、アメリカにかなり頼っている部分があります。

まとめ
中長期投資で資産を増やす

- iShares MSCI ACWI ETFは世界を巻き込んだ株価指数
- 今後も成長力に期待できる
- タイ税制の優遇措置も活用できない
タイに一生住む予定がないなら
日本のNISA口座などを利用して、最初から楽天証券などで投資する方が良いでしょう。預けているお金が増えていくにつれ、リターンも変わってきます。
日本に1,000万円、タイに300万円の投資信託を抱えているなら、合算した方が%(パーセント)の価値が高くなります。FIREなどで4%を意識されている方は、また別の考え方があると思いますが、貯めて増やしたお金を最終的にどうするかが非常に大きなポイントです。
FIREの勉強
FIREは(Financial Independence, Retire Early)と言い、経済的に自由で、早くリタイアした人や、目指している人のことを言います。
2ちゃんねるで有名なひろゆきさんなんかは、お金もあって経済的に独立していますし、生きていくために必要な仕事をする必要がありません。まさに、ああいったことの人を言うんじゃないでしょうか。
さて、FIREが知りたくなる人は、どんな人でしょう。
FIREなギモン
- FIREと早期退職の違いって?
- 年間支出の25倍の資金って?
- FIREの4%ルールって?
初めての人におすすめ
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私の場合
私の場合、なぜタイバーツで投資するかというと、最終的に「家族にお金を残すから」です。
私に何かあっても、受け取る人がいます。
そこをきちんと設定してから、どこで、どれぐらい、いくらの投資を行うか。このポジションが大切だと思います。
- 目標5,000万円
- 毎月20万円で年間「240万円」
- 期間は20年
- =実は元本のみで「目標達成」
- 主にアメリカ株と全世界株に「大ざっぱ投資」
- 税制の優遇措置として「タイ妻の名義」
- 家族に残すお金は「THB」
今後タイで節税をする方や、タイ人のパートナーがいる方、最終的に投資を決めるみなさんの参考にしていただければ光栄です。

<つづく>